おはようございます!
民宿美味し宿かどやのGakuです。
昨日、天声人語の書写のお話をいたしました。
書写、ということは、毎日読んでる、ということです。←当たり前ですね^^;
先月、4月29日の天声人語は正直、読んでいて
結局何が言いたいのかが私の読解力ではわかりませんでした。
4月29日の天声人語「主権回復」の日に思う
※リンク先はデジタル朝日新聞有料版の方しか読めません。
かつてゼロ戦のパイロットでその後憲法研究者となられた作間(さくま)忠雄先生のお話でした。
文末が
「安倍政権がきのう『主権回復』の式典を催した。作間さんならどう考えたか、と思う。」
となっていました。
なんとなく、主権回復式典を開催したことに否定的なコラムなんだな、
というニュアンスは伝わってきましたが、その理由を行間から読み取る力が私にはありませんでした。
たまたまfacebookのタイムラインを眺めていたら
このコラムに関する所感を述べられた方の書き込みが目に入りました。
要約すると、今回の天声人語の内容は
1993年8月に朝日「論壇」に佐間先生が書かれた
「侵略戦争と親友の死」がベースになっているようで、
そこに書かれていた内容によると
「犠牲になった多数の兵士は、平和憲法の礎になった」のであり、
「ご遺族のみなさん「靖国の英霊」になることを望んだのではなく
平和国家に生まれ変わる先導役として
尊い犠牲者になられたことに深く思いをいたしてください」
といったことが書かれていたそうです。
この内容をつなぎ合わせると
今回の天声人語の論旨が見えてきます。
つまり、「主権回復」を祝うのではなく、
「平和の礎となった方々に感謝することこそ大切」である、
もっと言えば「改憲論」に対する否定的なニュアンスまでを
行間から読み取るべきコラムであったということです。
そんな内容をfacebookで書いていたら、
お友達に1冊の本を紹介していただきました。
【送料無料】永遠の0 [ 百田尚樹 ] |
素晴らしい本で、購入して半日で一気読みしてしまいました。
オススメ!「永遠の0」
なるほど、確かに今回の天声人語からの流れで出会えた本です。
士官ではなく、一般兵士がどんな思いで戦争と向き合っていたのか。
国の誇りだとか、名誉だとか、安易には言えない、
戦争が起こるということはどういうことなのか。
この本はフィクションではあるけれど、
入念な取材の元に、史実と戦争体験者の話を織り込んで作られているそうです。
戦争を知らない我々の世代は読んでおくべき本だと思いました。
ネタばれになりますので詳細は述べません。
一気読みのできる、読みやすい本です。
ぜひ読んでみてください。
見た目は分厚くてビビるかも・・・^^;