活イカが水揚げされない3つのケースについて

昨日、スルメイカ不漁のお話をさせていただきました。

イカの水揚げの豊漁&不漁はありますが、こと活イカに関していうと、水揚げされるか否かでは重要な点があります。

毎年お話していることですが、今年もピークシーズンを前にお話しておきたいと思います。

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おはようございます！民宿美味し宿かどやのガクです！！

活イカが水揚げされない可能性には３つあります。

一つずつ説明して行きますね。

（１）お盆の休漁期

まずは、漁師さんの漁がお休みの日です。具体的に言うとお盆の２日間。

お盆は船を出してはいけない。

どんなにお天気が良くても、べた凪でも、昔から漁師さんの中での決まり事です。

お盆時期のイカはお盆前にある程度大量に捕まえた活イカを生け簀で確保し、各宿に供給するスタイルとなります。

数に限りがあります

お盆直前に海が時化たりしたら、数が確保できない場合も・・・

そのため、当館では無理をせずにお盆期間中の活イカプランを休止しています。

あればお出しいたします、というレベルでの追加料理としての注文は承ります。

活イカの弱点。それは真水です。真水をくぐらせるとすぐに死んでしまいます。（死んでしまうと活イカとは言えません）

水揚げされて生け簀にいれてからも元気に生きていること。

最終的にはこんな感じで配達してもらいます

イカ釣りをした際、大雨の時は水面が雨によって真水になってしまうんですね。

いわゆる梅雨の終わりかけの時などによくあるゲリラ豪雨。この時に釣り上げた活イカの多くは表層の真水の部分をくぐった瞬間に死んでしまうのです。

あくまでの大漁の雨が降った時です。

マレにあるんです。お盆時期から8月末にかけて。

8月に日本海側に台風が来る事はそんなにないのですが、4，5年に一度ぐらい・・・

こんなパターンで来た場合はアウトです！

この場合はあきらめて下さい・・・。

以上、3つのパターンの時に活イカが枯渇します。

（３）の梅雨の大雨の時はお客様自体が少ないので、生け簀で確保しておいた分で大丈夫な場合が多いです。

台風とお盆はある程度日が特定できます。

そのため、当日突然「活イカがない！」となることは滅多にありませんが・・・

可能性がゼロではない、お天気によって左右されるということはご認識頂ければ幸いです。

よろしくお願いします。

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