今日はお願いブログです。
我が香美町の観光ポスターが日本観光ポスターコンクールに出展中です!!
ぜひぜひオンライン投票していただきたくて、ブログを書きました。
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おはようございます!民宿美味し宿かどやのガクです。
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ちょっとプレゼンさせて頂きますと、今回のポスターは4枚。それぞれに写真からインスパイアされたエッセイが書かれています。タイトルの通り、エッセイがストーリーになっています。
エッセイは直木賞作家角田光代さん書き下ろしです。私も昔、角田さんの「対岸の彼女」は読みました!!
既に187点の中から50点を選ぶ1次審査を通過しており、その上での今回の投票です。
作品は以下の通り。
1枚目。
夕陽百選にも選ばれている香住海岸の夕陽です。
今、このとき、ここに立つための旅だったのか
旅には偶然が満ちている。
昨日ではなく今日、出発したから、会えた人がいる。
その駅ではなく、この駅で降りたから、見つけた景色がある。
そんなちいさな偶然が重なって、あるとき完璧を作り出すことがある。
この季節、この天候の空の色。この時間、海の向こうに帰る太陽。
さっと空が色を変える。つられて海もあかね色になる。
私の前で時間が静止する。
すべて今日、この一瞬だけに起こること。今日だから出会えたこと。
私が見ているのは、日常ではなくて、たんなる光景でもなくて、
旅の偶然が作り上げた「完璧」だ。
私がここを、今日、旅することで完結した、完璧そのもの。
2枚目。
「日本で最も美しい村」連合にも加盟している香美町小代区。小代とは小さな田んぼ、の意味。小代にある棚田の中でも「日本の棚田百選」に選ばれている「うへ山の棚田」です。
きれいなんて言葉はぜんぜん足りない
落ち込んでいるときに救ってもらったことは幾度もある。
親しい友人の言葉に、大好きなミュージシャンの歌に。
美術館で向き合った一枚の絵に、逃げるように開いた本の一ページに。
それらと同じく、光景も人を救う。
私の持っている言葉、ぜんぶを点検しても、
見合う言葉が見当たらないくらい、うつくしい光景。
うつくしいなんて言葉すら、嘘っぽく思える光景。
それらはときとして、驚くほどの威力で、人を救う。
言葉を忘れて見入るだけの私を、救ってくれる。
それだけの強さを、この光景は持っている。
3枚目。
村岡区たじま高原植物園内にある「和池の大カツラ」です。千年前から日量5,000tの湧水が流れ続けていることからこちらの水を「カツラの千年水」と呼んでいます。
千年のときが私のなかで流れはじめる
まるで木のふりをした壁みたい。それほどに大きな木である。
この木には、千年の時間が詰まっている。
木と向かい合って、ゆっくりと、息を吸って、吐く。
私のなかに千年が流れこむ。
千年前も、たしかにこうして風が吹き、鳥が鳴き、
葉のあいだから日射しが落ちて、澄んだ水が流れていた。
千年の先に私がいる。そのことがちっとも不思議ではなくなる。
今日、私がここに立つことも、
きっと千年前から決まっていたこと。
やっときたね、とささやく声が聞こえた気がした。
4枚目。
今子浦「かえる島」です。美しい奇岩の多い香住海岸の中でも陸から気軽に観ることのできる景勝地です。
何ひとつなくしたものなどないんだ
なくしたものは、たくさんある。
ミニカー。色鉛筆の深緑。好きな人からもらった手紙。
大人になってもなくし続ける。
旅に持っていったカメラ。電車の網棚にのせた花束。
いっしょに暮らした犬のシロ。あの人を好きだった気持ち。
なくすことなんてぜったいにないと信じていても、
いなくなってしまう人もいる。失ってしまう関係もある。
そこにいけばなくしたものが返ってくる、というかえる島伝説を、
本気で信じているわけではないけれど、でも、夜空を埋める星を見ていたら、思った。
私のなくしたものすべて、いなくなっただれか、ぜんぶぜんぶ、
こうしてちいさな光となって、今、私を見守っているのではないかって。
以上です。
どれも読み応えのあるエッセイです♪
写真とエッセイのコラボポスター。
ビビッときた方はぜひご投票くださいね。
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4か所とも観光スポットですので香美町にお越しいただいた時にはぜひぜひ実際に訪れてみて下さいね。
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