香住でズワイガニ(松葉ガニ)と紅ズワイガニがどちらも水揚げされる理由

グルメ食材

金土日とのどぐろ、香住ガニが食べ収めの5月ということで、連日ご宿泊をいただいております♪

昨晩のお客様のノドグロ♪

 

おはようございます!民宿美味し宿かどやのガクです。

昨日、但馬牛と神戸ビーフの違いについてお話しさせて頂きました。

これは、先日のジオパークガイド養成講座にて説明を受けたお話です。


ジオパークガイド養成講座にて

実はこの時、但馬牛だけでなく、カニの話もあったのです。


ズワイガニ以外って比較的浅場にいるんですね

そう。この水深がポイントになるお話です。

松葉ガニと紅ズワイガニ(香住ガニ)の生息域

さて、松葉ガニと紅ズワイガニ。同じズワイガニでも生息域が水深によって違います。

松葉ガニは300m~600m

紅ズワイガニは800m~1800m

どちらも深海ではありますが、松葉ガニの方が浅い方に。紅ズワイガニの方が深い方に生息しています。

どちらの漁場にも近いのが香住!

越前(福井)と言えば越前ガニ(ズワイガニ)が有名です。新潟へ行くと紅ズワイガニが有名です。

山陰地方、特に兵庫県北部、但馬海岸と丹後地方は松葉ガニ(ズワイガニ)が有名。

でも、香住はどちらも水揚げされています。

その理由は、どちらの漁場も近いからです。


浅めの水深と深めの水深どちらの漁場もある

例えば、福井県だと越前ガニの生息域である300-600mの水深の棚が広い。新潟県は急激に深くなっていて、ズワイガニの生息域が狭く、紅ズワイガニの生息域が広い。


日本海の地図で見れば一目瞭然!!

日本列島は元々中国大陸から離れて形成されました。その際、最初は真ん中に湖ができ、やがて更に離れて海になった。その海が日本海です。

海を作る過程で、当然ながら様々な水深の棚を形成しました。ありがたいことに、香住沖は300~600mと800~1800mという、2種類のカニどちらも豊富に水揚げされる漁場を作り出しました。

時にはその2つのハイブリッドガニも生み出すぐらいに。


黄金ガニも揚がります♪

2種類のカニが豊富に水揚げされるのが香住の特徴。

これは地形的な理由があり、香住がカニの町として早くから栄えた理由でもあったわけです。

以上、ジオパークから学ぶ、香住のカニのうんちく編でした♪

 

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TODAY’S PHOTO
ビールによく合うハタハタのから揚げ♪

香住のてんてん食堂さんにて

のどぐろプランもいよいよ5月末までです!!
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香住/佐津/柴山 民宿美味し宿かどや
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