おはようございます!
民宿美味し宿かどやのGakuです。
今朝のブログの題名はちょっと衝撃的ですね。
昨日は香住地区沿岸警備協力会の総会に出席してきました。
ダイビングショップや海辺の活動をするNPOを主宰している関係で、末席に座らせていただいております。
会長が町長、副会長が加工組合と漁協の組合長、
勿論警察署長が顧問というすごいメンバーの会議です。
40代の若者?!な私がいる事自体ちょっと場違いな感じもしました。^^;
主に沿岸における防犯意識の普及と広報啓発活動を目的としている協会です。
今回、出席して思ったのが、海辺の活動をしていても
「不審船・不審者に関する注意、対処」に関してはとても無関心であったことに気付かされました。
総会の最後に兵庫県警外事課の警部さんによる講演もありました。
演題はなんと「北朝鮮の情勢について」
いやー知らない話が続出で思わず聞き行ってしまいました。
今回、警察よりもっと広めてほしい、とのことでしたのでその部分について2点フィードバックしたいと思います。
まず、念頭に日本はスパイ天国であり、北朝鮮の工作員がたくさん潜入しているとのこと。
この前提条件のもとで、今回は船の見分け方のお話がありました。
まず、北朝鮮からやってくる船には木造の一般船と工作船があります。
1つ目のフィードバックはこの木造船について。
木造船の漂着はかなり頻繁にあるようで、
北朝鮮からの木造船の漂着は一昨年7月佐津の佐古谷に、去年の6月浜坂の諸寄沖で発見されているそうです。
(佐津にも漂着しているなんて知りませんでした!)
漂着船を見つけた時の注意点。
「不審船を見つけたらまずは110番通報を」
工作員の場合や脱北者の場合もあるので、一般漁民の漂着とは思わないで下さい、とのことでした。
つまり「不用意には近づかない」ことです。
このことは地域の子供達にも徹底させるように、とのことでした。
もう一つは工作船について。
対韓国と対日本で工作船の形は全く違うそうです。
対韓国の工作船は停戦中とは言え戦闘関係にある相手ですから半潜水艇になっているそうです。
それに対して対日本の工作船は漁船に偽装しています。
今回、漁船と工作船の違いについて3つ教えて頂きました。
(1)工作船はスクリューが3つ付いている。
そのため、通常の漁船が20ノット程度なのに対し、工作船は40ノットは出るそうです。
(2)後部が観音開きになっている。
この部分の内部に小型船が収納されているそうです。
(3)船名がプレートで交換式になっている。
通常船名は直接船体に書かれているものですが、交換式プレートになっているのがポイントだそうです。
あと、注意点としてはロケット・ランチャークラスの銃も乗っているので大変危険だそうです。
地元住民でさえ他人ごとのように感じる「不審船・不審者問題」。
今日は少しシュールなお話をしてしまいましたが、
不審船、不審者に遭遇した時の対処方法は知っておくことができてよかったです。
今回ブログに書かせていただいたのは、少しでも多くの人に知ってもらうためです。