いよいよ3月。春の足音が聞こえてきます。
月のスタート。今日は縁起の良いお話でスタートしますね。
おはようございます!民宿美味し宿かどやのガクです。
さて、今日はお帰りの際にお客様によく聞かれること。
かどやの玄関に置いてある置物。
「この狸(たぬき)、本物ですか?」
と、聞かれることが多いです。
はい。はく製ですので本物です。
でも、何でこんな格好をしているのでしょう。
元々は信楽焼のタヌキの置物から
玄関にタヌキの置物を置く。特に信楽焼で。これは明治時代に始まり、その後流行したそうです。
Amazonでも売っています(笑)。
たぬきは「他を抜く」として商売繁盛のお守りにされることから、お店の玄関に置かれることが多いようです。
では、笠をかぶっていたり、徳利や帳簿を持っているのはなぜでしょう。
これ、「八相縁起」と言うそうです。
「八相縁起」とは?
八相縁起については以下の通り、信楽町観光協会さんのWebサイトで説明されていました。
この条件のいくつかをはく製のたぬきに当てはめていたのですね。
傘は思いがけない災難を避けるため、普段から準備。
人徳を身につけよう
「お酒」ではなく「徳利」に意味があったんですねf^^;
信用が第一です
さすがにそれ以外の特徴ははく製で表現するのは難しいかもしれませんが、「商売繁盛」の縁起物であることは確かですね。
香住は近年、シカやイノシシがよく出没します。キツネやタヌキは時々。でも、何でタヌキなんだろうって私自身考えたことがありませんでした。地域的に特別なエピソードもありませんし。なぜここに「たぬきのはく製」なのかを教えて下さったのはお客様なのです。
滋賀県の方、信楽焼をご存知の方ならば知られているお話かもしれませんね。
でも、商売繁盛ってお店側の都合であって、お客様のためのものではありませんねえ。。
私が帰って家業を継いだ時にはすでに置かれていたので母親(女将)に聞いたところ、地元の方からお祝いでいただいたものだそうです。
いただきものであれば、大切にしないといけませんね。
ちなみに当館の露天風呂は陶器でできています。
以上、今日はちょっとした豆知識でした。
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JR佐津駅ホームの看板
最近新しくなっていることに気づきました。
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