大雪で旅行に行けない!その場合旅館のキャンセル料ってどうなるの?

宿の選び方

いやぁ~昨日はたくさん降りました!

といっても山の方に。海沿いはそうでもなかったです。

昨日朝起きて積もっていたのは・・・

これだけ↓↓↓

すぐに完了f^^;↓↓↓

今回は山の方に多く降る雪。香住の積雪が少なくても、来る道中は注意が必要です。もしも目的地である宿までたどり着けなかったら・・・不安ですよね。今日はそんなお話です。

 

おはようございます!民宿美味し宿かどやのガクです。

大雪になると、交通機関に乱れが出ます。JRの場合は運休や遅延。車の場合は高速道路の道路規制や通行止めなど。JRに関しては、余部鉄橋がコンクリート橋になってからはかなり改善されました。道路事情は北近畿豊岡自動車道が最新の道ということもあり、除雪消雪対策がしっかりしていてよほどでない限り速度規制ぐらいで通行止めになることは滅多にないです。播但自動車道は時々通行止めになりますので姫路方面からお越しの際はご注意ください。

さて、今日は「大雪で行けなくなった場合、旅館のキャンセル料ってどうなるの?」というお話をします。

旅館のキャンセル規定とは?

まず、旅館にはキャンセル規定があります。旅館・民宿は食事付のため、素泊まり、B&Bなどのホテルに比べてキャンセル規定が厳しい場合が多いです。ビジネスホテルなどでは前日までならばキャンセル料不要、といったところが多いでしょうが、食材の確保を要する旅館の場合、当日キャンセルや不泊(ノーショウ)に対しては特にシビアです。

一例がこちら


一般的な旅館のキャンセル規定

「7日前」というのはない宿の方が多いかもしれません。当館がこれをやっている理由は、最近はなくなりましたが、同じ方が繁忙期の週末を全て押さえて、行けなくなる都度キャンセルされる、ということが複数回あったからです。これ、うちのような小さな宿にはとても困ります。取りたかったのに取れずに諦めたお客様にも申し訳ないです。ただ、最近はそういった行為をされる方もありませんので、次回キャンセル規定を見直す際には続けるかどうか再検討したいと思います。

通常の宿ですと、2,3日前からキャンセル料が発生する、というのが一般的です。(15名様を超える団体さんの場合、施設全体を貸切の場合は別のキャンセル規定の場合があります)

あと、これも最近は言われることはほとんどなくなりましたが、以前はキャンセル料の話をすると「予約した時にそんな話聞いていない」と言って踏み倒そうとするお客様が時々ありましたが、今では法的にもこれは通用しないそうです。むしろ、近年注意しないといけないのは、インターネットで予約をしてキャンセルし忘れた、Webの調子が悪く、返信メールが来なくて(迷惑フォルダに入っていて)予約できていないと思っていたら実はできていた、ということによるトラブルの方が増えていますのでご注意ください。

キャンセルに例外はあるのか?

本題です。「大雪で車の運転が心配」。その場合は公共の交通機関に変更しましょう。でも、今回の場合のような大寒波だと交通の乱れも心配。そんな場合は?


雪道の運転は不安・・・

まず、キャンセルできるかどうかですが、当日の場合は警報が出ていても、公共の交通機関が動いている限りは原則キャンセル料なしでのキャンセルはできません。

逆を言えば、

公共の交通機関がストップした場合のみ
キャンセル料なしでキャンセルできる。

例外はあるかもしれませんが、ほとんどの宿泊施設でこう認識しておいて間違いありません。心配な場合は必ず確認しておきましょう。「大雪になったら当日キャンセルしても大丈夫だろう」とは思わないで下さい。お客様にとって大雪は特別なことでも、日本海側に住む私たちにとっては毎年この季節には日常のことなのです。

行く行かないの判断は自由です。キャンセルはできますが、公共の交通機関が動いている限りはキャンセル料はかかるということ。「道路が大雪で封鎖されたら?」という問題もありますが、現在京都方面、春日方面、姫路方面、鳥取方面と4方向からのルート全てがふさがったことは今まで一度もありません。下道を含め、う回路は必ずあります。


危険を冒していかないといけないの?
無理に向かって事故とかに巻き込まれたらどうするの?

それが、大雪シーズンに旅行に行かれるリスクであり、心配な方は車でのカニ旅行の場合11月や3月を選択されるわけです。あるいは、最初からJRや直行バスを選択されます。

大雪の時期に予約をしたのはお客様の選択です。

私たち宿側の認識としては

この時期に車でいらっしゃる方は、スタッドレスタイヤを履いていて当然。

普段からスキー等で冬山に車で行かれていて、雪道運転の経験のある方。

です。


そもそもスタッドレスタイヤでないと
降雪時は自動車道に乗れません!

「大雪が降ったらキャンセルすればいいや」
という考えでの予約はお止め下さい!

「雪でも行くよ」「最初から列車で行く予定だよ」というお客様に譲ってあげて下さい。

とは言え、想定以上に大雪の予報が出ると心配になってきます。最近は気象予報も発達しています。今回の週末の大雪も、3日ぐらい前から連日「週末は大寒波」とテレビや新聞でもちょっと大げさなぐらい報道されていました。

最近は週間天気予報も精度が上がってきていますし、1週間前には次の寒波がいつ来るかをある程度予想できます。


1月8日の時点で既に
1月14日の氷点下が予想されていました

近年、キャンセル料がかかる前に決断することも可能になりました。

警報クラスの予報が出た場合は、宿泊ならば2日前まで。日帰りならば前日までのキャンセルであれば当館もキャンセル料は実際には頂いていません。

要は、天気予報が発達した今の時代、

決断を直前まで放置しない。

このことが一番大切です。


早目の決断が大切です!!

少し厳しめの言い方をしていますが、最初からどのシーズンに行くか、どうやって行くかを決めるのはお客様側です。私たちはそこに「雪が降ったら行かない」という想定がお客様側にあるとは考えていません。仮に想定以上の悪天候が予想される場合は、早めに決断をすること。どちらも宿側ではなくお客様に決めていただくことです。

当日キャンセルは宿側、お客様側、どちらにとっても後味の悪い結果になります。宿側もできればキャンセル料というのは徴収したくない、お越しいただきたいのが一番の願いです。季節選び、交通手段選び、そして行くか行かないかの判断。事前にしっかり決めて、もしもの場合は早めに決断しましょう。

少なくとも当日に決断しない!

せめて前日には決断しましょう。

当日だと仕入れ等も既に手配されており、キャンセル料を減額してあげたくてもできなくなります。(基本、早め早めにご連絡いただけた場合は、実際のキャンセル手数料よりも減額させて頂く場合が多いです)何より、雪や台風等の気象要因で行けそうもなくなった場合は、必ず電話を入れましょう。仮に公共の交通機関が止まっていてキャンセル料不要となる場合でも、連絡をいただけない場合は、ひょっとしたらいらっしゃるかもしれないお客様を料理を用意した上で待たなければならなくなり、不泊(ノーショウ)扱いとなります。ノーショウになるとどんな理由があってもキャンセル料100%となりますのでご注意下さい。

最後に・・・

大阪・神戸方面から大雪警報の出ている但馬へ向かうリアルな体験記ブログ、まさに昨日移動したお話です。カニ旅行で香住や城崎温泉へいらっしゃるお客様の参考になりますので是非ご一読を。

 

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