松葉ガニで「量より質」プランはどれになりますか？～同じ料金で量減らして質をよくはできません

昨日も寒かったですね！
１１月には珍しく関東で雪が降ったので日本海側、香住でも雪が降ったのでは、と思った方もいらっしゃったかと思います。こちらは全く降っていません！！まだ雪道運転の心配は大丈夫ですのでご安心ください。ポイントは最低気温。０度近くになってきた時にはご注意くださいね。

最高気温もまだ１０度以上が続きます。
雪マークもまだ出ていません！！

おはようございます！民宿美味し宿かどやのガクです。久しぶりにマツバガニのお話をしますね。

「かどやさんは量が多いと聞きました。あまり量食べられないので量を減らして質をよくしてください」

お電話での申し込みでこのように言われることが時々あります。

量を減らして質をよく。

出来なくはありません。

が、料金は高くなります。

当館で量より質プランは特選番ガニプランとなります。

特選番がにプラン

２はい18500円からプランはありますが、特選番ガニプランは１．５はいで36000円～となります。

つまり２はいが１．５はいに減ってなおかつ料金は約2倍になります。

リーズナブルプランで量を質に転換できない理由
オーダープランについて

リーズナブルプランで量を質に転換できない理由

カニ相場は海況により相場変動が激しいです。中でも最も変動が激しいのが民宿や旅館が購入する中間の価格帯のカニ。柴山の選別ランクで言うと箱ガニ（甲羅の大きさが10－11㎝）と言われるクラスのものです。一方で番ガニと言われるクラスは甲羅の大きさが13－14㎝クラスのものになります。

箱ガニと番ガニの大きさ比べ

単純に言えば、３、４千円のカニが１万円近くまで高騰する可能性があるのが箱ガニ。番ガニは１万５千円が高くても２万円ぐらいで。仮に２万円を超えても番ガニに近い程度のカニを２万円までの予算で購入することができます。

つまり、同じ５千円差でも３千円が８千円になるのと、１万５千円が２万円になるのとでは、宿として耐えられる仕入れレベルが違います。プランが安くなるほど、価格差を吸収できづらくなったのです。この傾向は特に２０１４年１２月のロシアのカニ輸入規制以降です。カニ相場の変動が大きくなりすぎ、宿泊プランとして３万円以下でオーダープランをお受けすることは不可能になってしまったのです。