昨日は竹野の町の勉強会をしました。
この様子は明日にでも詳しく紹介いたしますね。
今日は、一昨日東京が大雪だったということで、タイムリーなお話をしたいと思います。
おはようございます!民宿美味し宿かどやのガクです。
さて、一昨日の関東での大雪。11月の積雪としては観測史上初だったそうですね!!
11月の積雪、都心では観測史上初 都内では14人けが(朝日新聞デジタルより)
東京都心で初雪 11月の積雪 明治8年以降で初(NHKニュース)
私も8年間関東に住んでいましたが、11月の雪は記憶になりません。
ちなみに但馬地方(兵庫県北部地方)でも、平野部に関して11月に雪が降った記憶は、あられ程度ならあったかもしれませんが、家業を継いだ過去19年間で一度もありません。
関東で雪が降ったからとって兵庫県北部で降るわけではない
まず、最初にお伝えしておきます。
東京に雪が降った時但馬地方(城崎温泉・湯村温泉・香住)には雪は降らないことが多いです。
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日本海側の方が関東より寒い地域なんじゃないの?
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確かに日本海側は一般的に冬寒い地域です。(関東も関西よりは寒いですよ!)
でも、寒さをもたらす”質”が違うのです。
今回関東に雪をもたらしたのは南岸低気圧。日本列島南岸を発達しながら東に進んでいく低気圧のことで、日本に寒気を運んできます。一般的には3月頃東京に大雪をもたらすことがある低気圧がこれです。11月というのは本当に珍しいです。私もサラリーマン時代にこの雪のせいで列車が不通になり、埼玉県の上尾駅から北浦和駅まで深夜雪の降る中歩いて帰るハメになったことがあります。
一方で日本海側に雪をもたらすのは日本海低気圧。こちらは日本に暖気を運んできます。冬型の気圧配置が厳しくなった時などによく発生しています。
ちなみにこの2つがどちらも発生して日本列島を挟み込むケースがあり、二つ玉低気圧と言います。こちらは爆弾低気圧となる場合もありますので知っておいた方が良いです。
詳しくはこちら↓↓↓
ざっくり覚えておきたい『二つ玉低気圧』のポイント?NAVERまとめ
この辺に関しては気象庁の解説が詳しいです。
冬の大雪をもたらす気象条件は日本海側と太平洋側とでは大きく異なります。
日本海側では、西高東低の冬型の気圧配置により、寒気が日本海上空を渡って来る際に、比較的暖かい海面からもたらされる熱や水蒸気を材料にして雪雲を発生させることによって雪が降ります。
そのため、一般に寒気の程度が強いほど、また、風速が強いほど大雪になりやすいといえます。
ところが、この雪雲は本州を縦断する山脈にさえぎられるため、太平洋側にはなかなか届きません。
そのため、関東地方での大雪は南岸低気圧に伴うものがほとんどとなります。
最後の2文に注目!!
この雪雲は本州を縦断する山脈にさえぎられるため、太平洋側にはなかなか届きません。
関東地方での大雪は南岸低気圧に伴うものがほとんどとなります。
つまり裏を返すと、関東で南岸低気圧による大雪の時には日本海側に雪は降っていない、ということなのです。
そういえば何年か前、この南岸低気圧の影響で3月に神戸が大雪となったことがありました。お客様は
神戸が大雪だから日本海側はもっと大雪になっているに違いない!!
と思って電話をしてこられたことがあったのですが、その日の兵庫県北部はまったく雪は降っていませんでした。
というわけで、もう一度お伝えしておきます。
東京(太平洋側)に雪が降った時
但馬地方(城崎温泉・湯村温泉・香住)には雪は降らないことが多い
のです!!
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海の様子がとっても冬っぽいです♪
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