ロンドンに来て月曜・火曜日の2日間。World Travel Marketに参加していました。香住にとって一大イベントであるカニ解禁、カニの繁忙期に留守をしてまで行って来たWorld Travel Marketって何?そこで何やってたの?今日はそんな話をしたいと思います。
おはようございます!民宿美味し宿かどやのガクです。
まず、今回ロンドンで開催されたWorld Travel Marketとは、世界規模での旅行の展示会、見本市のようなものです。
具体的には旅行に来て欲しい地域とそれを仕入れたいバイヤー(旅行会社)のマッチング展示会です。ではただ単に展示ブースを作って自分の地域をPRすればよいのか?もちろん、それも行うのですが(実際私もブースの留守番担当が2回ありました)より、アグレッシブな商談活動、もっと言えば売り込みをするチャンスがあります。しかも、一人で、英語で行わなければなりません。その機会がWTM Buyers Speed Networkingという2日間の朝各1時間ずつ設けられた商談タイムです。
WTM Buyers Speed Networkingとは?
WTM Buyers Speed Networkingについて説明しますね。まず、体育館のようなところに所狭しとテーブルと椅子が並んでいます。テーブルには各地域に興味のあるバイヤーさんが一人で座っています。私の場合はアジアに興味のあるバイヤーさんの座っているエリアへ。そこに座っているバイヤーさんに自分の持って来た旅行商品を売り込むみます。持ち時間は5分。5分経ったら終了し、次のバイヤーさんを探してPRをする、と行った感じです。
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えっ?ガクさん旅行商品なんて持ってるの?
何を売り込みに行ったのーーーー???
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もちろん、かどやを売り込みに行った訳ではありません。私は今回、関西広域連合の大阪・兵庫ブースの中の兵庫県山陰海岸ジオパークのマリンアクティビティの紹介担当として行ったのです。主にスキューバダイビング、カヌー、SUP、クルージングの紹介です。
当初は旅行商品として豊岡市や兵庫県をPRする日本の営業がいるので、その際マリンアクティビティでわからないことを聞かれたら応える程度、アシスタント的な役割での参加と認識していました。
が、実際はWTM Buyers Speed Networkingに一人で参加して、商談までいかなくとも、バイヤーの名刺を何枚か貰って来なければならないとのこと。もちろん、英語で商談しなければなりません。
バイヤーさんの名簿をみてめぼしい人にアタックをかけます。
WTM Buyers Speed Networkingにトライしてみた!
到着して翌朝すぐに単独で商談会、しかも売り込みにに挑戦!
アジアブースには20人強のバイヤーが。自分の英語は通じるのか?そもそも何を喋ればよい?5分しか時間はないぞ!自分の中で決めていたことは以下の通り。
・まずは立ち位置、日本の大阪。兵庫エリアのマリンアクティビティ事業者であることを告げる
・兵庫には北と南に海があり、自分は北エリアの海から来た、と説明
・マリンアクティビティに興味がないバイヤーならばすぐに商談切り上げ
・英語がつたない部分は12.9インチiPad proの画像と動画に頼る
・並ぶ時間も考慮に入れて5、6人のバイヤーにアタック。少なくとも名刺を2、3枚はもらうこと。
なんせ初めてなので、何を目標にしてどんな話をすればよいかわかりません。
日本でマリンアクティビティに興味のあるバイヤーを見つけること。今興味なくても、将来はわからないので一人でも多くのバイヤーと話をしてみる。どちらかというと、自分自身のこう行った場での経験値を上げるチャンスでもあるように感じました。
やってみての感想
やってみての感想。やっぱり営業も数こなすことが重要と再認識。
・最初早い段階で日本旅行をする際、マリンアクティビティに興味はあるか?と聞く。
例えば、「スポーツ関連」の旅行社とのことだったのでアプローチをかけてみると、サッカー、野球、ラクビー等のチケット斡旋をセットとして販売されている旅行会社さんだった、とか。
・早い段階で名刺交換する
こちらの名刺を渡すことで、向こうは自分に必要な情報を持っているかどうかを早めに判断してくれる。自分が相手の名刺をもらうのも同様。
・やっぱり写真と動画は最強!
ビジネス英会話が難しいことは承知していたが、それを補完してくれるのが写真と動画でした。まずは興味を示してもらうためのツールとしてiPadは最強のツールであると再認識できた。
初日は最後の最後でカナダのダイビングツアーを専門に扱う旅行業社さんとお話し&名刺交換をすることができました。(といってもこの方の目的は南アジア、モルディヴ近辺のコネクションだったようですが)ここから商談に進めるのはまだまだ力不足ですが、こういった旅行見本市の商談会でどんな風に話をすればよいのかを理解することができました。あとは数をこなす。たくさん経験を積み、バイヤーさんのウオンツを汲み取ることができるようになれれば。あとは具体的に提供できる商品を持つこと。バイヤーさんはコーディネートやツアーオペレーションができる人を求めていたように思います。
わずか1時間×2日の経験でしたが、数をやれば何を伝えるべきかが絞れて来ます。次回からどんな準備をしていけばいいかも。そういった経験データを積み上げていく最初のステップを踏むができました。もちろん、名刺をもらった程度では成功とは言えません。明確な販売商品はマリンアクティビティのみ、という立場であの場で商談まで持って行くのは難しいことも実感しました。バイヤーさんは具体的な行程も含めた提案もしてもらいたいんだな、ということも今回わかりました。それによって準備していく資料も変わっていきますね。
スピードネットワーキングの様子
2日目は全体で30人ほどのバイヤーさんのみ
3名にアタックしてPR
そういえば20代の頃、そうやって販促ツールを日々アップデートしながら営業をやっていたことを思い出しました。周りの宿友達がどんどん海外の旅行展示会や見本市へ足を運ぶことが増えて来ましたが、私もようやくその第一歩を進めました。今すぐ急に外国人のお客様がいらっしゃるようになるというわけではありません。
日本が、関西が、但馬が、香住が、どんな魅力を持っているところなのか。外からの目で見てもらうことで気づくこともたくさんあります。それは今お越しいただいているお客様に対しても生かせることです。
そんな学びをお土産に持って帰りたいと思います。カニシーズンの最初に留守にしてしまい、申し訳ありませんでした!
ちなみに国際旅行見本市ですから、世界中の国のブースがありました。明日はそれを見ての感想、気づきをお話しします。
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TODAY’S PHOTO
同じJAPANブースでひこにゃんと
国内だとなかなかインカメで写真撮れない
ひこにゃんとこんな写真撮れるのは海外ならでは♪
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香住/佐津/柴山 民宿美味し宿かどや
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