おじろ『里業』プロジェクト講演会に行って来ました!

まちおこし

おはようございます!
民宿美味し宿かどやのGakuです。


一昨日のセミナーに続き、昨日は午後から
地元香美町で開催されたおじろ『里業』プロジェクト講演会に行って来ました!


「おじろ」とは、香美町の中でも海側の香住の南側、山間部の地域のことです。
但馬牛の里、スキー場等が有名です。


当館から約50分ほどで行けます。


今回の講演会は「オーベルジュ花郷里」で開催されました。
山の中にあるオシャレなオーベルジュでした。



オーベルジュ花郷里の館内。


こちらで開催された講演会。


大阪学院大学教授・鎌苅宏司氏の提唱される『里業』とは?


通常は「里山」という言葉を使います。
「里山」とは人間の影響を受けた生態系が存在する山、とか里にある森林(=緑)、という意味です。


『里業』とはそんな里山を活用して経済活動を行う、つまりはお金の回る仕組みのことです。


実際に大学生のアイデア(山田舎の珈琲屋さん、ロングステイプラン、等)の発表がありました。


続いて
観光カリスマで有馬温泉御所坊金井啓修氏による「15年後にどうなるおじろ」という講演。





有馬温泉の15年後を考えるマスタープラン(インフラ、マーケティング、ソフト)のお話、
これからの観光業の動向を踏まえた上での海外や他地域の今後の方向性。
更には「おじろ」に対する提言をいただきました。


個人的に面白かったのはオーストリアのインスブルックの話。
こちらの都市は長期滞在を推奨しているまちですが、滞在のためのマニュアルが発行されているそうです。


その中に「同じパン屋に3日間通え」とあるそうです。
この理由は、3日続けていけば、必ずパン屋の主人に「どこから来た?」「いつまでいる?」
と聞かれるはずで、しばらくいることがわかれば、自分の知っているおすすめのお店や観光スポットを教えて貰える、とのことでした。


このことはどういう意味か?
観光局やガイドブックで紹介されている所ではなく、地元の方とコミュニケーションを取って「クチコミ」でおすすめの場所を教えてもらって下さい、という意味なのです。


それが長期滞在を楽しむ”コツ”であり、それをオフィシャルに勧めるマニュアルがあるのです。
そのため、長期滞在のリピート率がとても高いまちだとか。


このことから何がわかるか。
やはり、旅先に行って最も大切なことは「人との出会い」ということです。


そのために必要な「まちCafe」の提案や、ペルソナマーケティングを利用したパンフレットの作成方法。
アイデアを色々と聞かせていただくことが出来ました。


とても面白かったです!



講演会終了後の懇親会、嫁と金井社長で記念写真♪


懇親会ではおじろならではのジビエ料理が並びました。
明日はこちらを紹介させていただきますね☆

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