「周辺の頑張りも報道を」?神戸新聞を読んで21060424より

思うこと

昨日はスキューバダイビングのオープンウォーター講習。

佐津ビーチにてよいお天気でした♪

水面水温がなんと、22度もありました!!
いつもだと今の時期は18度ぐらい。22度に到達するのは7月入ってからです。

暑い夏になりそうです!!

おはようございます。民宿美味し宿かどやのガクです。

神戸新聞にて4月に毎週日曜日書かせていただいていた「神戸新聞を読んで」。アーカイブ&備忘録の意味を込めて当ブログで紹介させていただいております。

第4回目、4月24日分は以下のコラムです。今回が最後になります。

神戸新聞を読んで160424

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「周辺の頑張りも報道を」

17日付朝刊1面は「熊本震度6強 死者41人」の記事がトップだった。被災された方々のことを思うと、本当に胸が痛む。21年前、1995年1月の阪神・淡路大震災を思い起こした方も多かったと思う。私もその1人だ。

当時、私は埼玉県でサラリーマンをしていた。営業車のラジオでニュースを聴いていると、死者の数がどんどん増えていった。現在、若女(お)将(かみ)である妹が、芦屋市の国道43号沿いに住んでいたため、その上を通る阪神高速倒壊のニュースを聞いた時には絶望的な気分になったのを覚えている。

1月に起こった阪神・淡路大震災は、カニの繁忙期と重なった。母親である女将いわく、この日以降、この年はほとんどお客さまがなかったとのことだ。予約の9割が被災した阪神地方のお客さまだったのだ。翌年にはお客さまは戻ってきたが、2年後のナホトカの重油事故でまた大きな打撃を受ける。またしてもカニの繁忙期に起こった。「カニが重油まみれで食べることができない」と風評被害もあったそうだ。めったに泣きごとを言わない女将が私に「会社を辞めて宿を手伝ってくれないか」と言い出したのはこのころだ。結果、私はその翌年の98年に会社を辞め、実家の宿を継いだ。震災は私にとって人生の大きな転機となった。

震災以降の売り上げ減を回復させるにはかなりの努力が必要だった。当時、お客さまが被災し、売り上げが激減するという、間接的な影響に対する行政のバックアップは何もなかったように記憶している。

それでも悪い話ばかりではない。震災の翌日に神戸から1組だけカップルが来店したのだ。震災直後はお客さまとの連絡も取れず、「おそらく誰も来られないだろう」と諦めていた時のことだった。「震災で仕事にもならない。することもない。だったら予定通りカニを食べに行こう」と、通行止めをう回しながら香住までたどり着いたそうだ。そのお客さまはその後毎年お越しくださり、今年1月にもお子さま連れで泊まりに来てくださった。今となっては良い思い出である。

震災は、周辺地域の経済活動にも大きな影響を与える。今回の地震でも大分県の湯布院、別府温泉、熊本県の黒川温泉など宿友達のいる温泉地が大きな被害を受けた。直接的な被災者だけでなく、周辺の頑張りも、新聞をはじめマスコミにはぜひ取り上げてほしいと思う。

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このコラムを書いていた時に熊本地震が起きました。日本に住む以上震災はもはや他人事ではありません。自分の経験に重ね合わせた時の率直な思いをコラムとして書かせていただきました。

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TODAY’S PHOTO
江野そばにて
江野そばにて先日、江野そばにてランチしました♪

以前書いた江野そばのブログ↓↓↓
国道178号線豊岡香住間にある「江野そば(ごうのそば)」が美味しい!

民宿かどやプラン一覧はこちら

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香住/佐津/柴山 民宿美味し宿かどや
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