おはようございます。民宿美味し宿かどやのGakuです。寒波のピークも過ぎ、徐々に気温が上がっていきそうですが、明日ぐらいまでは氷点下となる日が続きそうです。昨日のブログ記事、とっても反響がありました。
私自身、昨日のブログを書くのにアイスバーンを撮りに行った際こけてしまい、足から血を流すまでしたかいがありました←え
日本海へのカニ旅行はお車でお越しの方が圧倒的に多いです。そんな皆様にとってとても必要な情報ですので、今日も引き続き雪道走行のお話をさせていただきます。
さて、昨日のブログ記事の中でもっとも反響があったのが4WDについてのくだり
4WDだから安心というのは違います!
雪道は4WDが安心、と思っている人が多いですが、決してそんなことはありません。4WDのメリットはスタックした時に脱出しやすいということ。スリップしにくい、アイスバーンに強いというわけでは決してありません。滑った際、全てのタイヤが動くというのは、かえって態勢を立て直しにくいデメリットとして働きます。実際地元の某大手ディーラーの方に伺ったのですが、「雪国但馬(兵庫県北部)での雪道脱輪事故は4WDの車が圧倒的に多い」そうです。
「え!!4WDって雪道走行に安心安全じゃないの?」
と思っている人が(実は地元の人ほど)あまりにも多い。繰り返しますが、4WDはスタック(車が動けなくなる状態)した時に脱出しやすいというメリットだけです。(スタックと同じような状況になりやすい坂道発進も4WDは強いと言えます)万が一スタックした時は、無理に前に行こうとせず、まずはバックして下さい。それでもすべって動かない場合はタイヤの下にタオル等を敷くのも一つの方法です。(タオルがない時は車内のフロアマットなどでも代用可能)スタックに弱いのがFR車とスポーツカー。車高の低いスポーツカーで雪国に来るのはなかなか大変です。
※補足
駆動方式に関係なく一番のスタック対策は「スタックするような除雪されていない道を車で走らない。雪の多く残っている未舗装路を走らない。できるだけ大きめの道で、坂の少ないルートを選択する」です。
といった話をしている中で、FF、FR、4WD車、地元の人は4WDが圧倒的に多いけど、旅行でお越しの方はFF車が圧倒的に多い現実があります。
昨日のブログをFacebookにアップした際
「今朝交差点を左折しようと思ってお尻振りました…事故らなくてよかった(;;)」
という書き込みをいただき、
「FF車でのカーブはとにかくゆっくり入ることです。一度滑ると制御しにくいので。」
と、私が回答させていただきました。
そこで今日は旅行者の皆さんでもっとも多いFF車についての注意事項をお話しさせていただきます。
そもそもFF、FR、4WDって何?
まずは専門用語の解説。車には駆動システムによってFF,FR,4WDとあります。FFは前輪がエンジンとつながっていて動くタイプ。FRは後輪が動くタイプ。4WDはタイヤが4つとも動くタイプです。FFとFRはタイヤが2つしかエンジンとつながっていないので4WD(通称”よんく”)に対して2WD(通称”にく”)とも呼ばれています。一般的な普通乗用車の多くはFF車です。ざっくり解説しすぎ?もっと詳しく知りたい方は以下のリンク先をご参照ください。
FF、FR、4WD…駆動方式の違いについて知りたい(JAF公式サイトのQ&Aより)
FF車が圧倒的に多い理由は前にエンジンがあることで、居住や荷物スペースが広くとれ、ファミリーカーに適しているからです。また、前が重くなっているため、普段の走行ではスピンしにくく初心者向けの車ともいえます。反対にFR車はフロントタイヤが舵取り、リアタイヤが駆動と分かれているため、意図的なドリフトが楽しめたり、運転の楽しさが味わえる車です。但し、移住空間が狭くなりがちで、部品点数も多くなる分コストも高め、スポーツカーや高級車に多いです。雨や雪の際、コーナーでアクセルを急激に踏むと、後輪がスリップしやすいので、初心者が乗りこなすには注意が必要な車でもあります。
ちなみにかどやの送迎車のトヨタノアもFF車です。
「雪国なのに4WD買わないの?」と言われそうですが、消雪のしっかりしているかどやと佐津駅の送迎に使う分にはFF車でも十分と判断しています。
すっごい当たり前ですが大切なこと。自分の乗っている車がどの駆動方式かを把握しておきましょう。レンタカーの場合は特に要、確認です。
FF車で雪道を走る時の注意点
先ほどの会話を思い出してください。
「今朝交差点を左折しようと思ってお尻振りました…」
「左折でお尻を振りました」
そうなんです!実はFF車、前輪駆動なのでカーブの際にお尻を振りやすいんです。
FR車に比べて、一度すべったらコントロールできなくなってしまうのがFF車の特徴です。なので、
FF車で曲がる時はすべらないようにゆっくり曲がること!!
を意識するしかありません。
では、カーブですべらないようにゆっくり曲がるにはどうすればよいか?
カーブの十分前で減速すること。ハンドルを普段よりゆっくりとまわすこと。普段が「ハンドルを曲げる」と言ったイメージならば、「ハンドルをゆっくりまわす」イメージを持ってください。バスの運転手さんのハンドルのまわし方をイメージすると良いかもしれません。
普段の運転でハンドルを手早く切るクセのある人は特にご注意ください。すべらないようゆっくりとした速度でカーブに突入し、アクセルを踏む場合もゆっくりと。急な踏み込みはくれぐれもしないでください。あと、踏み込んだアクセルを戻した瞬間もハンドルがいうこと聞かなくなる場合がありますのでご注意ください。
まっすぐ走る分にはFF車でも比較的雪道上を安定して走ることが可能です。注意すべきは曲がる時、と覚えておいてくださいね。
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冬のかえる島
これもまたかえるっぽいですね♪
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