おはようございます!
民宿美味し宿かどやのGakuです。
実は先週、楽天トラベル企画「お宿百景」に連動して
毎朝私のfacebook個人ページで「ぷちカニウンチク」なるものを18日~24日まで1週間投稿していました。
「カニへの思いを熱く語る!」というフレーズに連動いたしました♪
1週間分、まとめ読みできるようにこちらで紹介させていただきます。
12月18日「いけすでの競り」
生きたままのカニをいけすで競りにかけるやり方を
日本で最初にはじめたのが柴山港です。
これによって元気いっぱいのカニを
我々宿のいけすにもやってくることが可能になりました。
当館がデイユースで急なお客様に対応できるのもいけすがあるからです。
12月19日「雪とかに漁」
雪が降ったり、海が荒れると
「カニ漁してないんじゃない?行ってもカニないんじゃない?」
ってお問い合わせをいただくことがあります。
柴山港は10隻中9隻が大型船。
びっくりするぐらいな大時化でも船が帰ってきます。
今日も柴山港の競りは大型船3隻あります♪
12月20日「ランク付け、オモシロネーミング」
選別日本一柴山ガニ、と言われていますが、
そのランク名称の中にはユニークなものも。
例えば足が短めなのを「短足」
お腹にマダラな模様が入っているものを刺青が入っているみたいなので「キンさんギンさん」とか。(キンさんだけで良いと思うのですが^^;)
この名前は選別をする船主さんが勝手に作ります。
これまでにも結構色々な名前が誕生しては消えを繰り返しています。
12月21日「土曜日は競りがありません」
明日土曜日のお客様分のカニは今日金曜日にまとめて買います。
実は土曜日は競りがありません。
翌日が日曜日で中央の市場がお休みだからです。
よくお客様に
「このカニは朝獲れのカニですか?」
と聞かれますが、土曜日に関しては
朝獲れのカニというものは存在しません。
ただし、活きたカニはいけすに入れて数日経った方が溜まっている泥を吐いてくれるので良い、と言われる方もいます。
金曜日は、土曜日に競りがないので毎週たくさんの船が帰ってきます♪
12月22日「漁場」
松葉ガニ漁は船の大きさによって漁場が異なります。
例えば、京都沖の漁場は大型船での漁を禁止しています。
大型船は島根沖、隠岐の島近辺まで漁に出向きます。
大時化になった時は隠岐の島に避難して海が穏やかになるのを待つこともあるそうです。
最近は隠岐の島の飲み屋さんの数が減ったと大型船の乗組員の漁師さんがボヤいてらっしゃいました。笑
12月23日「柴山かにランク分け」
100ランクとも110ランクとも言われる柴山ガニの選別。
どんな基準で選別しているか?
1.甲羅の大きさ(10~14cm)
2.甲羅の固さ
3.色
4.指落ち
5.その他(短足、汚れ、傷等)
などがあります。
例えば、
甲羅の大きさが13cm(出ガニ)
甲羅が柔らかい(ボタ)
やや黒っぽい(スス)
右の親指がない(2本落ち)
といった組み合わせで簡単に100種類ぐらい
作れてしまうことがわかると思います。
それぞれのランクについたネーミングの由来を一つ一つ聞くのも楽しいです♪
12月24日「カニ競りを見る方法」
一般の人がカニ競りを見る方法は?
通常早朝に開催されているカニ競り。
原則関係者以外立入禁止です。
(実際は遠目で見ることはできますけど)
これを堂々を日中に見ることができる日があります。
それが11月6日解禁日。
解禁日は毎年12時半~13時半ぐらいに(年によって違う)
初競りが行われ、柴山港では初せりまつりが開催されます。
お祭りということで、初競スタートの瞬間を多くの人達の拍手でスタートさせます。
実際の競りの臨場感を見たい方は来年の初競の際にぜひ柴山港にお越しください☆
貴重な瞬間を見られますよ。
この競りシーンを見学するガイドシステムを作るのが私の近い将来の夢です。
以上、1週間に渡ってお届けしたぷちカニウンチク総まとめでした!
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いよいよ楽天トラベル「お宿百景」は本日26日12:59を持ちまして終了となります。
あと数時間、facebook「いいね!」ぜひともよろしくお願いします!!
http://travel.rakuten.co.jp/special/hyakkei/cate12.html
私の写真が一番上にありますのですぐに分かると思います。