カニ旅行での積雪運転対策☆スタッドレスタイヤじゃなくチェーンを買って行けば大丈夫ですか？

いよいよ雪がチラついてきました。平野部ではまだ積もるほどではありませんが、香美町でもスキー場のある山の方は雪が積もってきているようです。

かどや周辺も昨日あられが降りました

先日、お車でお越しのお客様からいただいたお問い合わせで、ふと思った積雪運転対策。ひょっとした多くの方が勘違いしているかも、という気づきがありましたので、本日紹介させて頂きますね。
おはようございます！民宿美味し宿かどやのガクです。

先日お客様から

「雪道対策としてスタッドレスタイヤを購入するのもお金がかかりすぎるので、チェーンを買って行こうと思います。チェーンがあれば大丈夫ですよね？」

というお問い合わせをいただきました。

確かに雪道を走るのにチェーンは有効です。私自身、若い頃にチェーンを装着したり、装着した車で走ったことはあります。でも今は雪国に住んでいるため、冬季期間中はほぼスタッドレスタイヤをつけっぱなしです。自分の車でチェーンはここ２０年ほど着脱していないです。

チェーンを選択した際の問題点で知られていないこと
1. 山陰地方は積雪のあるところとないところがある
2. チェーンは雪のない道では走りづらい
チェーンは買わない方がいいの？

チェーンを選択した際の問題点で知られていないこと

冬場雪の多い地域に１度行くだけだからチェーンで十分。そう思っている方が多いようです。しかし、この考え、積雪の厳しい北海道や東北、信州へ行くならまだしも、山陰地方へカニ旅行で行く場合には当てはまらないかもしれません。

山陰地方は積雪のあるところとないところがある

「山沿い」「海沿い」という言葉があります。例えば昨日今日も山では雪が降っていますが、海側や平野部では降っていません。場合によっては峠を上り下りする際は雪があるけど、平野に降りてきたら雪がない、を繰り返す可能性があります。すなわち、お客様の運転途中で雪のあるなしを繰り返すということです。

消雪がしっかりしていて道には雪がないところも

チェーンは雪のない道では走りづらい

確かに雪道でのチェーン走行は威力を発揮します。しかし、雪のない道をチェーンで走ることは、安価な鉄タイプのチェーンですと、走行中にちぎれてしまう可能性があります。

そもそも、チェーン装着車は渋滞を起こす原因にもなっています。速度制限があるのです。

目安としてはゴム製の高いチェーンなら５０キロ～６０キロ、金属チェーンなら４０キロ～５０キロぐらいです。また、高速道路はチェーン規制もありますが、その逆のチェーン規制以外の区間は外して走行しなければなりません。

つまりチェーンを購入して使う、というのは途中都度チェーンをつけたり撮ったりを繰り返す手間を受け入れる覚悟が必要です。これ、降雪中にするのは結構大変・・・。雪がなくなってもつけたまま走ってしまえ～というわけにはいかないんですね。

チェーンは買わない方がいいの？

例えば、スキー旅行で山に登っていく。一度チェーンをつけたら降りてくるまで、帰りまでチェーンは外さないようなところに行くのであればチェーンも悪くはありません。でも、カニ旅行のように、基本使うのは国道を中心とした除雪の行き届いた公道。雪があったりなかったり、というようなところへ行く場合チェーンはお勧めできません。

しかも、安価にすませよう、となると鉄製のチェーンを購入しがち。

非金属、ゴム製のタイプは高価です。

私ならば、チェーンを購入するお金でスタッドレスタイヤを履いたレンタカーを借ります。ゴム製の高価なタイヤ―チェーンを購入するぐらいならば、レンタカー代の方が安い可能性があります。

やっぱりスタッドレスタイヤが安心…